今すぐできる抜け毛予防に生活習慣の中でできる簡単なこと

抜け毛や薄毛は年齢と遺伝で決まると考えて、諦めている人が多いです。しかし、年齢と遺伝だけで決まりません。年齢や遺伝の影響は半分ぐらいで、残りの原因は普段の生活の中に隠れています。今からでも遅くありません。できる対策を取りましょう。

抜け毛を減らして予防するのに運動は効果があるの?

抜け毛の原因には、様々なものがありますが、大きく分けて、2つあります。1つは、体内のホルモン、特に男性ホルモンに起因するものです。もう1つは、生活習慣が問題で起こるものです。

 

ホルモンが原因の抜け毛に対しては、残念ながら、生活習慣の改善では、対策の使用がありません。しかし、生活習慣が原因の抜け毛を減らし、予防するには、生活習慣を良くすることが効果的です。

  

生活習慣といっても日々の生活の中で日常的に行っていることすべてが当てはまりますから、様々なものがあります。その中でも、運動の習慣のあり、なしは、抜け毛に効果があるのでしょうか? 日ごろの運動不足は、抜け毛を増やすことにつながるのでしょうか?

 

運動によって抜け毛を減らし、予防できるのでしょうか? できるとしたら、どのような運動が良いのでしょうか?

 

運度不足で抜け毛は増える?

まずは、この疑問ですが、日ごろの運動不足は、抜け毛を増やす1つの要因として働きます。運動不足が、どういった流れで抜け毛を促すかには、いくつかが考えられます。

 

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1つ目は、体を動かさないために体の血行が悪くなっていることです。体を動かすと、身体がぽかぽかしてきますよね。別に運動に限らず、荷物を運ぶとか、掃除とかでも身体が熱くなります。これは、筋肉を動かしたことによって、熱が発生したのと、血行がよくなったことが原因です。

 

家でパソコンを使って仕事をしている人や、会社でパソコンを含めてデスクワークをしている人で、余暇の時間に体を動かす習慣の無い人は、冷え性や、肩こりによく、悩まされています。この原因の1つは、仕事中やその他の時間を通じて、体を動かさないから血液の循環が悪くなっていることです。

 

血液は、心臓から送り出されますから、心臓の近くでは、心臓が送り出された血液の勢いは衰えておらず、血行は良好です。しかし、心臓から遠い場所であるほど、心臓によって与えられた勢いは弱まり、血行は悪くなります。体を動かせば、筋肉の動きが血管を動かし、血行が促されます。

 

しかし、運動をしなければ、心臓から離れた場所の血行がよくなるチャンスが有りません。

 

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頭皮も心臓から遠いため、血行不良は頭皮で顕著に現れます。十分な血液が頭皮に届かなければ、頭皮にある毛母細胞は元気をなくし、髪の毛を維持することができません。こうして抜け毛が起こります。

 

また、運動するなどして、体の筋肉を動かさないと、動かさない部分の筋肉は凝り固まります。脚などは、まだ、日常生活で歩く機会があるため、否が応でも、多少は動かす機会が生まれます。

 

しかし、肩や首などは、運動するなどしてよほど意識して動かさない限り、普段の生活で動かす機会はありません。筋肉が凝り固まると、そこでの血流が悪くなります。肩や首には、頭皮に続く血管が走っていますので、首や肩の凝りは、頭皮に血液が流れることを邪魔します。

 

また、首や肩の筋肉が縮こまって固まっていると、回りの筋肉を引っ張って、引っ張られた場所の柔軟性をなくします。首のこりが頭皮を引っ張り続けて、頭皮が柔軟性を失えば、頭皮の健康が阻害されます。これも抜け毛につながり得ます。

  

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運動不足は、肥満の原因でもあります。肥満の人の血液は、粘度が高く、流れが悪いので、やはり、こういった形からも血行不良がおきます。

 

また、適度な運動はストレス発散にもなりますから、体を一切動かさない人でストレスを発散できていない人は、ストレスで筋肉が硬くなったり、血管が収縮して狭くなっている可能性があります。これも、頭皮の健康を害します。

  

このように運動不足は抜け毛を助長するのですが、では、抜け毛を減らし、予防するには、どの程度、体を動かせば、良いのでしょうか?

 

抜け毛を防いで予防するのに効果的な運動のやり方とは?

 

まずは、スポーツジムなどでの体に高い負荷をかけた筋トレは、あまりおススメできません。こういった筋トレは、酸素を取り入れながら行う有酸素運動と異なり、筋肉は付くでしょうが、体にとって大きなストレスがかかります。

 

抜け毛を減らし、予防することを目的とするなら、適度な有酸素運動が効果的です。

 

たとえばウォーキング、軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなどの有酸素運動が効果的です。ジョギングは問答無用で体に良いかというとそんなことはありません。これもあまりに速いペースで行うと、体に負荷がかかりすぎます。

 

有酸素運動の目安として、会話ができる程度がちょうど良いです。ジョギングが、息が上がって人と話せないほどであれば、もっとゆっくりとしたペースで行ったほうが良いです。

 

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運動の続け方にも注意を払うのが良いです。運動は、ストレスを発散できること、普段動かさない筋肉を動かすこと、血行をよくすることが目的です。歯を食いしばって、嫌々続けるものでは有りません。それでは、逆効果です。

 

ですから、いかに運動が重要であっても、ストレスを感じずにリラックスして続けられる方法をとることが大事です。たとえば、雨だろうが風が強かろうが、体調が悪かろうが、毎日必ず1時間運動する、ウォーキングするなどとルールを決めてしまうと、ルールを守ることが目的になってしまいます。

 

これでは、精神修行にはなるかも知れませんが、かえってストレスがかかって、運動の効果は大きく低下します。思い立った初日だけと言うのも問題ですが、無理しすぎて続かなければ、それも意味がありません。たとえば、週3日にする、体調と相談するなどして、長い期間にわたって続けることを目標とするのが、抜け毛対策には適しています。

 

運動だけで抜け毛を減らしたり予防したりすることはできない

 

運動は、血流を改善し、筋肉の凝りをほぐすことを通じて、抜け毛を減らすことに役立ちます。しかし、抜け毛には様々な原因がからみ得ます。このため、運動しさえすれば、抜け毛が減るとは限りません。

 

抜け毛を減らそうとする人の抜け毛の原因が運動不足であれば、運動は効果を発揮します。しかし、食生活が一番の問題である人は、運動と取り入れても、効果はほとんどないか、かなり限定的です。

 

ですから、自分に必要な部分で生活習慣を改善することが重要です。しかし、なかなか、どれが原因なのか、自分ではわかりづらいところもありますから、1つ1つ試していくことが抜け毛の予防に効果的です。