今すぐできる抜け毛予防に生活習慣の中でできる簡単なこと

抜け毛や薄毛は年齢と遺伝で決まると考えて、諦めている人が多いです。しかし、年齢と遺伝だけで決まりません。年齢や遺伝の影響は半分ぐらいで、残りの原因は普段の生活の中に隠れています。今からでも遅くありません。できる対策を取りましょう。

シャンプーのときの抜け毛が気になる!この量は普通?

シャンプーをすると誰でも髪が抜けます。しかし、毎回、結構たくさんの髪の毛が抜けているように思えて、気になる人は少なくないでしょう。

 

シャンプーのときに抜け毛が多く感じるのは、手に取って見えるからだと考える人もいるかもしれません。しかし、そうではありません。

 

実際に、1日のうちで抜ける髪の量のうち、5割がシャンプーの間と言われています。ということは、本当にシャンプーのときの抜け毛は、他のときよりも多いのです。

 

しかし、このことを知らないと、シャンプーの間に、何か良くないことが起きて、大量に抜け毛が発生していると、思いがちです。多くの人が、抜け毛が気になる瞬間として、シャンプーの中を一番に挙げています。

 

さらに、シャンプー後のドライヤーをかけている間の抜け毛も非常に多くの人が気にしています。

 

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詳しく調べてみると、シャンプー中に手に絡みついた毛や、排水溝に溜まっている毛、タオルで髪を拭いている間の抜け毛、ドライヤーで髪を乾かしているときの抜け毛を見て、抜け毛の量が多過ぎないか、薄毛にならないかと心配する人が圧倒的に多いです。

 

やはり、シャンプー中の抜け毛が薄毛にどう関係するのか、対策としてどのようなことができるのかを見てみましょう。

 

シャンプー中の抜け毛は薄毛につながるの?

 

シャンプーの間に抜け毛があるからといって、それが薄毛にすぐにつながるわけではありません。

 

毛髪には一定の周期で自然に生え変わります。毛の一生の周期のうち休止期に入った毛は毛根が縮まって、自然に抜け落ちます。この自然のサイクルに従って抜け落ちているのなら、そのような抜け毛は全く問題ありません。

 

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休止期に入った髪は、そのうち自然に抜け落ちるのですが、シャンプーによって抜け落ちることもあります。シャンプーをしているときは、頭皮にも毛髪にも力がかかるからです。

 

このようにして抜け落ちた毛は、いずれすぐに自然に抜け落ちるはずのものですから、シャンプー中に抜けたからといって、問題はありません。ですから、抜け落ちる時期にある毛がシャンプー中に抜けているのなら、それは薄毛にはつながりません。

 

サイクルに従って自然なタイミングで抜け落ちる毛の量は、個人差はあるものの、大体、1日に50~100本程度と言われています。

 

そのうちの7割ほどがシャンプー中に抜け落ちると言われているので、シャンプー中の抜け毛の数が、35~70本程度であれば、自然な範囲にあると言えます。

 

ただし、数の差は個人差により開きですから、正常範囲内だからといっても急に2倍に増えたという場合は、何か原因があると考えた方が良いです。

 

シャンプーしていて自然に抜け落ちる量よりも多くの量の髪が抜ける場合は、シャンプーや、そのやり方に問題があるかもしれません。まずは、抜け毛を抑えるシャンプーを選ぶことが重要です。

  

抜け毛を抑えるシャンプーとはどんなシャンプー?

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シャンプーには、一番大事な洗浄成分の違いから、高級アルコール系シャンプー、アミノ酸系シャンプーがあります。洗浄成分によって、髪や頭皮への影響は異なりますから、抜け毛が気になる人は、髪や、特に頭皮にやさしい洗浄成分を含んだシャンプーを選ぶことが重要です。

 

高級アルコール系シャンプーの洗浄成分は、強い洗浄力と泡立ちの良さが特徴です。高級アルコール系シャンプーの洗浄剤は、合成洗剤などに使われているのとほぼ同じ成分であり、このことを考えると、洗浄力がかなり強いことがよく分かると思います。

 

実際に、洗浄力が強過ぎで、頭皮の皮脂を過剰に取り除いてしまいます。これは頭皮には良くなく、洗浄力が強すぎるシャンプーを使い続けることは、抜け毛につながりかねません。

 

一方、アミノ酸系シャンプーは、泡立ちが悪く、洗浄力が弱いという特徴があります。しかし、洗浄力が石油系シャンプーより劣っているとは言っても、石油系シャンプーの洗浄力が強過ぎるので、頭皮にとっては、洗浄力の弱さはむしろ利点です。

 

抜け毛や薄毛の人は、頭皮の健康状態が良くないことが多いので、頭皮の健康のためにも洗浄力が弱いアミノ酸系シャンプーを使うのがおススメです。

 

シャンプー中の余計な抜け毛を防ぐためにできることとは

 

シャンプー中に不自然なサイクルで髪が抜けるのを防ぐためには、シャンプーのやり方にも注意を払いましょう。

 

間違ったシャンプーのやり方をしている場合、正しいやり方に切り替えるだけでも、抜け毛を予防できる可能性が高いので、正しいやり方を知って、実践してみましょう。

 

まずは、シャンプーを使って洗う前に、髪と頭皮を洗うと良いです。このような予備洗いだけで、かなりの汚れや皮脂を落とせるのです。予備洗いは、頭皮を湿らすことにもなり、このことも頭皮への刺激を抑えることに役立ちます。

 

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予備洗いやシャンプーを使って洗うときのお湯の温度は、37度から40度までのぬるめにしましょう。温度が高すぎると必要な皮脂まで取り除いてしまうからです。頭皮には、頭皮を守るためにある程度の皮脂が残っていることが頭皮の健康に必要なのです。

 

頭皮までしっかり湿らせたら、シャンプー液を手に取って泡立てます。シャンプー液を直接髪や頭皮に付けることは止めましょう。シャンプー液が泡立つ前に髪に付けて髪を洗うと、髪に摩擦を起こす原因になります。また、泡立っていないシャンプー液は、頭皮にとって刺激になります。

 

頭皮や髪を洗うときは、爪を立ててはいけません。指の腹でやさしく頭皮を洗います。髪を洗うというよりも、頭皮を洗うとことに意識を向けるのがポイントです。

 

泡が頭皮の全体に行きわたるように広げているだけで、髪にも泡が行きわたり、特別に髪を洗わなくても汚れは取れます。

 

洗い終わったら、しっかりとすすぎます。シャンプー液や泡は、シャンプー後は、頭皮や髪にとって不要物となりますから、全て洗い流す必要があります。アミノ酸系シャンプーは、特にシャンプー液や泡が残りやすいので、念入りにすすぐようにして下さい。