今すぐできる抜け毛予防に生活習慣の中でできる簡単なこと

抜け毛や薄毛は年齢と遺伝で決まると考えて、諦めている人が多いです。しかし、年齢と遺伝だけで決まりません。年齢や遺伝の影響は半分ぐらいで、残りの原因は普段の生活の中に隠れています。今からでも遅くありません。できる対策を取りましょう。

抜け毛を減らすためには頭皮の健康が不可欠

抜け毛を減らして髪の毛を増やしていくのには様々な方法があります。しかし、どの対策を取るにしても、基本となるのは、しっかりとした頭皮ケアです。これができていないと、育毛剤も効果を十分に発揮できません。

 

抜け毛や髪の毛が細くなってしまう根本的な原因は頭皮の状態が悪くなってしまっていることです。ですから、抜け毛を減らしたい、育毛を始めたいと思っているなら、まずは頭皮ケアをしっかりと行うことが大切です。

  

研究で、非常に多くの人の頭皮を調べたところ、髪の悩みを抱えている人には、頭皮の健康状態が良くなかったという結果が得られています。頭皮は髪の毛が生えてくる土壌です。土が悪ければ、食物が育たないのと同じです。

 

そこで頭皮ケアで目指すことは何なのかというと、それは、頭皮を健康な状態に戻していく事です。そのためには頭皮の状態が悪くなってしまっている原因をまずははっきりさせないといけません。

 

頭皮が健康で無くなってしまう原因の主なものには、以下のものが挙げられます。

  1. 頭皮の皮脂が過剰に分泌されている
  2. 頭皮が乾燥している
  3. 頭皮が硬い
  4. 頭皮の血行が悪い

1つ1つを見ていきましょう。

 

頭皮の皮脂が過剰に分泌している

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頭皮の皮脂が過剰に分泌されると頭皮が脂っぽくなってしまいます。

 

皮脂は頭皮を外部の刺激から守ってくれる大切な役割を持っています。皮脂が多すぎること自体は、抜け毛や薄毛にはつながりません。しかし、過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞いで細菌が増殖すると、頭皮の炎症を引き起こしたり、様々なトラブルに繋がります。

 

頭皮が過剰に分泌する原因には、食生活、睡眠不足、ストレスなどが原因として挙げられます。脂っこい食事を多く取ると、皮脂の分泌量が増えます。睡眠不足などの、生活スタイルの乱れなどにより、身体の機能が正常に働かなくなり、皮脂の分泌量が狂います。ストレスも同じく、身体の様々な機能の正常な働きを邪魔します。

 

使っているシャンプーによっても皮脂が過剰に分泌されることがあります。洗浄力が強いシャンプーで必要な皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮は、一刻も早く保護機能を回復しようとします。そのために、いつも以上に皮脂を大量に分泌してしまいます。

 

自分の皮脂の量に比べて洗浄力が強いシャンプーを常用している人は、皮脂が多めの状態が続いています。

 

シャンプーだけでなく、あまりにも頻繁にシャンプーする人も、同じ理由で、皮脂が過剰になっている可能性があります。

 

頭皮が乾燥している

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頭皮の乾燥している状態とは、必要な水分が少なくなってしまっていて、頭皮のターンオーバーが乱れてしまっている状態です。頭皮のターンオーバーとは、皮膚の細胞分裂によって、表面の細胞が新しい細胞に次々と入れ替わることです。ターンオーバーには適切な周期があって、これが乱れると、正常な頭皮が作られません。

 

頭皮が乾燥する大きな原因には、

・使っているシャンプーが頭皮の性質に合っていない

・ドライヤーの使い過ぎ、誤った使い方

・紫外線を大量に浴びた

など色々な原因が関係しています。

  

頭皮が硬い

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頭皮が柔らかいことは頭皮の健康に重要な要素です。頭皮は髪の土壌であって、健康であるためには頭皮の血液の流れが悪いと、頭皮は健康を失います。必要な栄養や酸素が届かなくなりますから、当然ですよね

 

ところが、頭皮が硬くなっていると、血液の流れが悪くなって、栄養素や酸素が、頭皮の隅々にまで行き渡らなくなってしまいます。

 

頭皮が硬くなってしまう原因は、コラーゲン不足や、ストレス、血行不良などが挙げられます。

 

日々の良くない生活習慣の積み重ねで、頭皮は気づかないうちに硬くなっていきます。

 

頭皮の硬さを気にしたことがある人はそう多くはないかもしれません。しかし、抜け毛が進んでいる人の頭皮は硬いことが多いです。

 

頭皮の硬さは、頭皮に両手の指先を当てて、前後に十分に動くかどうかで判断することができます。

 

頭皮が硬い人は、ほとんど頭皮を動かせません。自分の頭皮の動き方が、普通なのか、少ないのかは、基準がないと分かりづらいかもしれません。周りにいる、髪がふさふさの人や若い人に試しにやってもらうと良いでしょう。

 

頭皮が硬い人から見ると、びっくりするくらい前後に動きます。それと比べると、自分の頭皮が硬いことを実感できます。

 

頭皮の血行が悪い 

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頭皮の血行不良は、頭皮が乾燥しても起こりますし、硬くなっても起こります。寝不足やストレス、偏った栄養の少ない食事などでも起こります。

 

他にも眼精疲労でも頭皮の血行は悪くなります。頭皮に繋がっている血管は、目の周りを通っています。このため、目の周りの筋肉がこり固まって血流が鈍くなると、頭皮の血行が悪影響を受けます。

 

肩こり、首こりでも頭皮の血行が悪くなります。頭皮に向かう血管が、肩や首にある太い血管から枝分かれしているからです。慢性的な肩こりや首こりを抱えていると、頭皮への血行が抑制されてしまいます。

 

身体が冷え気味の人も頭皮の血行が悪くなっていることが多いです。冷え性の人の指先が冷たいのも、指先の血行が悪くなっていることが原因です。同じ理由で、冷え気味の人とは、頭皮の血行が悪い傾向にあります。

 

体が冷えやすくて抜け毛に悩んでいる人は、身体がなるべく冷えないように努めるのが良いです。