今すぐできる抜け毛予防に生活習慣の中でできる簡単なこと

抜け毛や薄毛は年齢と遺伝で決まると考えて、諦めている人が多いです。しかし、年齢と遺伝だけで決まりません。年齢や遺伝の影響は半分ぐらいで、残りの原因は普段の生活の中に隠れています。今からでも遅くありません。できる対策を取りましょう。

抜け毛を減らすために避けたい食べ物・飲み物とは

抜け毛に限らず、体は様々異常を起こします。異常には、何らかの原因があり、その1つに、食べ物があります。私たちの体は、日々摂取している食べものから作られています。例えば、骨、筋肉、皮膚などは、すべて、食べ物から摂取したたんぱく質から主にできています。

 

食べものには、体を健康にする良いものもあれば、逆に体を不健康にして異常を引き起こす悪いものもあります。抜け毛も体の異常の1つです。抜け毛を引き起こす、髪や頭皮にとって良くない食品が実はあります。おいしいかどうかだけで食べ物を選ぶのではなく、体や頭皮、髪にとって良いものかどうかを考えて、食事を選ぶことも重要です。

 

抜け毛を引き起こす可能性がある食べ物とは?

 

抜け毛を促進する食べ物には、以下の特徴があります。

 

1.糖分を多く含んだ食べもの

 

・髪に必要な栄養素ビタミンBが足りなくなる

 

砂糖や炭水化物が分解して得られた糖質をエネルギーとして消費する過程でビタミンB群が大量に消費されます。ところが、ビタミンB群は髪の毛の生成にも必要な栄養素なのです。

そのため、糖質の代謝でビタミンを消費することで、体内のビタミンB群が不足気味になります。髪の毛は生命維持には関係のない器官なので、栄養素の供給の優先順位が低く、後回しにされます。その結果髪の毛に栄養が行かず、髪の毛の生成のときに足りなくなります。こうして、薄毛が進行します。

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・中性脂肪の増加で血行不良に

糖質をたくさん摂ると、血液中の中性脂肪が増加します。中性脂肪の多い血液はドロドロしていて流れが良くありません。こうした血液は、毛細血管の多い頭皮に広く行き渡りにくくなります。その結果、頭皮にあって髪の毛を作る毛乳頭などに必要な栄養素が行き渡りません。こうなると、毛乳頭の働きが弱まり、薄毛が進行します。

 

・過剰な皮脂が分泌

髪にも糖質の代謝にも必要なビタミンB群が、糖質の代謝で消費してしまうことで、代謝されない糖質が中性脂肪となりに血流に乗って頭皮の皮脂線から分泌されます。この結果、皮脂が過剰分泌されます。

 

皮脂が過剰に分泌されると、髪の毛や頭皮がべたべたとしたり、頭皮の環境を悪化させます。頭皮の環境が悪化すると、抜け毛の原因にもなります。

  

・血糖値が不安定になる事で情緒不安定やストレスの増加

スイーツなどには精製砂糖などの糖質が多く含まれています。こういったものを日常的に多く摂取していると、血糖値が不安定になります。

 

というのも、精製砂糖は血糖値を急激に上げるため、食べると血糖値が急激に上がり、そうすると、今度は、それを抑えるために多くにインスリンが分泌されるのです。

 

インスリンが分泌されると、今度は血糖値が急激に下がりますから、こうして、血糖値が短時間で大きく上下動するのです。血糖値の急激な変動は、倦怠感やイライラを引き起こします。 

 

 

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こうして、情緒が不安定になったり、ストレスを感じやすくなり、これが抜け毛や白髪などにつながることがあります。

 

2.塩分の多い食べ物

 塩分が多い食事をしていると、血液の塩分濃度が上昇します。すると、塩分濃度を下げようと、血流量が増え、血圧が高くなります。高い血圧によって、血管はダメージを受けます。

 

血管の機能が低下すれば、血流が悪くなり、頭皮の血流も悪くなります。頭皮の血流が悪いと、毛母細胞に十分な栄養が行き渡りません。こうなると、毛母細胞が健康を失って、抜け毛が増えてしまいます。

 

3.動物性脂肪を多く含む食べもの

肉や乳製品など動物性脂肪の多い食事を多くとると、血液の脂質が過剰になりがちです。これは、血流を悪化させます。

 

ただし、肉類にはメチオニンやスレオニンという髪の毛の生成に必要な必須アミノ酸が多く含まれています。こういったアミノ酸は体にも髪にも必要なので、一切食べないなどの極端な行動は避けて、バランス良く栄養素を摂ることが大事です。

 

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4.過剰なアルコール

アルコールは適量であれば、血行促進、リラックスなどを通じて、抜け毛予防に効果が期待できます。しかし、取り過ぎると、髪に必要なビタミンB群の枯渇、睡眠の質の低下などを招きます。

 

アルコールが代謝してできるアセトアルデヒドは、AGAの原因であるジヒドロテストステロンを増加させると言われています。

 

5.食品添加物

食品添加物は基本的には栄養価がなく、身体にメリットをもたらしません。それなのに、その他の栄養素の吸収を阻害してしまうものがあります。

 

例えば、インスタント食品には亜鉛の吸収を阻害する添加物が含まれています。亜鉛は、毛髪の生成に必要な栄養素ですので、食品添加物を摂取していると、その栄養素が失われてしまいます。抜け毛予防のためには、食品添加物は可能な限り摂取しない方が良いでしょう。

 

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6.ファーストフード

ファーストフードは、ある栄養素を極端に多く含んでいる一方で、他の栄養素をほとんど含んでいないなど、栄養のバランスの悪いものが多い食べ物です。このため、ファーストフードばかり食べていると、炭水化物の摂り過ぎ、脂質の摂り過ぎ、ビタミン不足、ミネラル不足を招きやすいです。

 

ファーストフードは、忙しい現代人にとって手軽に食べられて、しかも安いので、ついつい頼ってしまいたくなります。

 

しかし、毎日のようにファーストフードに頼ることは、抜け毛の予防の観点からは、避けた方が良いと言えるでしょう。