今すぐできる抜け毛予防に生活習慣の中でできる簡単なこと

抜け毛や薄毛は年齢と遺伝で決まると考えて、諦めている人が多いです。しかし、年齢と遺伝だけで決まりません。年齢や遺伝の影響は半分ぐらいで、残りの原因は普段の生活の中に隠れています。今からでも遅くありません。できる対策を取りましょう。

抜け毛を防ぐには頭皮の乾燥に注意!乾燥の原因と対策とは

抜け毛が増えると、心配になると思います。原因は何だろうと、あれこれ考えるでしょう。シャンプーが良くないのか、食生活が乱れていたのか、ヘアケアのやり方が間違っていたのか、ストレスがひどかったからか、と探りたくなります。

 

原因を見つけるのは、適切な対策を選ぶために必要です。

 

比較的良く知られている原因だけでなく、意外に見落とされている原因があります。それは、頭皮の乾燥です。

 

頭皮が乾燥している状態だと、抜け毛などの髪のトラブルが起こりやすくなります。また、頭皮かゆみやフケにもつながります。頭皮以外の顔などの乾燥が良くないことは広く知られていて、顔のスキンケアを行っている人は多いと思います。

 

頭皮が乾燥している状態とは、本来必要な水分や皮脂が不足している状態です。それではなぜ、そういった不足状態が起こってしまうのでしょう?

 

頭皮の乾燥を招く原因

代表的な原因として、以下のものが挙げられます。

 

1.使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎる

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頭皮の汚れが抜け毛に繋がると考えて、洗浄力強いシャンプーを使っている方は多いでしょう。しかし、洗浄力が強いシャンプーは、頭皮の皮脂を根こそぎ取り除いてしまいます。

 

頭皮の皮脂が取りされると、皮脂が再び頭皮を覆うまで、頭皮は乾燥したままです。このとき、頭皮は弱くなっているので、外部の刺激に弱く、頭皮の健康を損ねかねません。

 

2.シャンプーの回数が多すぎる

頭皮を清潔に保つためにシャンプーをすることは必要です。しかし、シャンプーを使った頭皮や髪の洗浄の回数が多すぎると、必要な皮脂までもが失われます。

 

皮脂は、頭皮を覆って水分が蒸発するのを防ぎます。蒸発を防ぐ保護膜がないと、水分は蒸発し放題です。頭皮を清潔にと良かれと思ってやっている、まめなシャンプーが頭皮の乾燥を招いてしまうのです。

 

3.ドライヤーの使い方が誤っている

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頭皮は、身体の中でも元々水分の含有量が少ない場所です。ドライヤーの熱風は、手などに当てると分かりますが、かなり高温です。このため、ドライヤーの誤った使い方をしていると、頭皮には悪影響です。

 

ドライヤーを頭皮に近づけ過ぎたり、長時間使い続けたりすると、頭皮の水分が蒸発して、容易に水分不足の状態になります。

 

4.紫外線にさらされる

紫外線は頭皮の細胞を破壊し、皮脂を酸化させます。細胞の破壊によって頭皮はダメージを受けますし、酸化した皮脂は頭皮を刺激して細胞をはがして、頭皮が乾燥しやすい状態を作ります。

 

頭皮は、からだの最も高い位置にありますから、紫外線を最も多く浴びます。しかし、身体の他の部分の皮膚よりも自覚症状が出にくいため、対策がおろそかになりがちです。

 

5.睡眠不足やストレス

ストレスや睡眠不足は肌のターンオーバーを狂わせます。頭皮にも影響は及び、頭皮が正常な状態から外れます。これは、頭皮の乾燥を招きかねません。

 

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 頭皮の乾燥の対策

次に、対策を紹介します。

 

1.洗浄力の強すぎないシャンプーを使う

 頭皮の乾燥を感じる場合、洗浄力が強すぎない、自分の体質に合ったシャンプーに変えてみるのが有効です。洗浄成分としてアミノ酸を使用しているアミノ酸系シャンプーは、一般に、洗浄力が比較的マイルドで、頭皮の皮脂を取り過ぎないように設計されています。

 

また、頭皮への刺激も弱いのも、乾燥している肌には優しい点です。

 

アミノ酸系シャンプーは頭皮に注目して作られていることが多く、保湿成分を含んでいるものも多いです。乾燥が特に気になる場合は、保湿効果も併せ持ったシャンプーを探してみて下さい。

 

2.正しくシャンプーをする

シャンプーの回数ですが、1日に1回がちょうどよいと言われています。人によっては、2日に1回でも足りる場合もあります。1日に2回以上シャンプーをしていて頭皮の乾燥が気になる人は、洗い過ぎが原因かもしれません。自分に合った回数を探してみましょう。

 

シャンプーをする時間帯は、朝ではなく夜が適しています。夜にシャンプーすることで、髪が成長する睡眠時間帯に頭皮を清潔にしておくことができます。

 

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シャンプーをするときのお湯の温度にも注意しましょう。熱めのお湯を使うと、皮脂がごっそりと流れ去ってしまうからです。

 

すすぎをしっかりと行って、頭皮にシャンプー液が残らないようにすることも必要です。

 

3.ドライヤーのかけ方に注意する

ドライヤーは、タオルドライで髪の水分をしっかり取ってから使います。髪がびしょ濡れのままでドライヤーを使うと、ドライヤーの使用時間が長くなるからです。

 

ドライヤーを使うときは、頭皮から常に20から30cmほどの距離を保ちます。また、一か所に風を当て続けるのを避けましょう。髪が8割ほど乾いたら、残りの2割は冷風で乾かすのが乾燥防止の点から有効です。

 

4.保湿剤を利用する

洗髪後に保湿剤を頭皮に付けて、頭皮の保湿を促します。頭皮用の保湿剤も売られており、ローションタイプのものや、高い保湿効果を望む人向けにオイルタイプのものもあります。

 

頭皮専用のものに限らず、顔用の化粧水を使うこともできます。ただし、頭皮にも使用可能かを確認したうえで、使用してください。

 

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保湿剤をドライヤーの使用前に使えば、ドライヤーの熱の頭皮に対する影響を抑えることができて、効果的です。

 

5.紫外線が当たるのを防ぐ

外出するときは、帽子や日傘などを使って、紫外線が頭皮に当たるのをなるべく避けましょう。UVカット効果のある帽子なども販売されているので、こういったものを使うとより効果的です。

 

また、できるだけ日の当たる場所を避けて歩いたり、できるなら日差しが強い時間帯は外出を避けるのも有効です。